塾選びって難しい!!『イイ塾』の定義とは!?

本日は塾選びについてのお話を。
少々長めの記事なのでしばらくの間お付き合いくださいね。
 
最近、冬期講習の折込広告をよく目にします。
あまりにも多種多様でついつい目移りしてしまい、結局どこの塾が自分の子供に合っているの!?と悩まれることもあるのではないでしょうか。

説明が丁寧な塾は『イイ塾』!?

皆さんにとって『イイ塾』とはどのような塾でしょうか!?

・説明が丁寧でわかりやすい。
・補習授業をたくさんしてくれる。
・課題をしっかりと出してくれる。
 
どれも大事な要素ですね。
 
ただ、一つだけ注意が必要です。
それらに「自らが考えて行動する。」ということが出来る必要があるのです。
 
授業がたくさんあって、説明が丁寧で、課題をしっかりと出してくれる。
このレールに乗っかっていけば成績は上がりそうですね。
 
しかし、自分で判断することがまるでなく、言われた通りに進める勉強が本当に素晴らしいのでしょうか。
 
「宿題を出してくれないと何をやっていいのかわからない。」
「叱ってくれないとずっとダラダラしてしまう。」
「テストが無いので勉強しない。」
 
これらの状態で高校生になってしまうとまずい状況が目に浮かびますね。
自分で判断をさせるために子どもとの適切な距離感を保っていく必要があります。
 
自分で考えて行動できるようにさせるには失敗することも必要です。
最初から何事も完璧に出来る人などいませんよね。
私たちの塾でも失敗はつきものだと常日頃生徒には言っています。
 
『失敗は成功の元』
ありきたりな言葉ではありますが、とても的を射た言葉です。

指導形態は!?集団がイイ!?個別がイイ!?

次は指導形態についてです。
 
現在、学習塾の指導形態も多種多様になっています。
集団指導、個別指導、最近では自分のペースで学習を進めていく自立型の塾など。
本当に様々な形で皆さんの周りには塾であふれています。
 
では、どの指導形態がいいのか!?
 
私は、お子様に合っている指導形態の塾を選んでいただくことが一番だと考えます。
集団指導でメキメキと伸びる子もいるでしょう。
個別指導でしっかりと基礎を固めることでグングン伸びる子もいます。

集団指導で伸びる子

・明確な目標(点数・志望校)がある子

明確な目標がある子は同じ志や目標を持つ子達と学習をする集団指導の方が絶対におすすめです。
自分のペースで勉強していては、目標に到達できるかどうか測ることはできません。
自分の目標にあったカリキュラムをすすめていく必要があります。

・学習意欲が高い子。

集団指導は、在籍する集団(クラス)のペースについていく必要があります。
ある一定以上の学習意欲がないと、ペースに遅れがちになり塾通いがしんどくなってくるケースも見受けられます。

・競争心や負けん気はあることに越したことはない。

集団指導は競争心や負けん気が大事といわれることがありますが、それは1クラスに30名程度(それ以上)の大手塾に当てはまります。
私たちの塾は集団指導ですが、競争心や負けん気が最初から備わっている子はどちらかというと少ないように感じます。
最初は集団についていくことで精一杯だったがだんだん慣れてきたという生徒の方が多いです。『環境が人を成長させる』こともあります。
 
「うちの子は競争心が備わっていないから、集団指導は…」と最初から選択肢から外すのはもったいないです。

「個別指導」で伸びる子

・部活や習い事に重きを置いている子

部活や習い事でプロを目指していたり、選手コース等に在籍している子は時間が限られた中の学習となるので教科を絞って進めることが出来る個別指導が向いています。

・自分のペースで学習が必要な子

勉強が遅れていたり、学年をさかのぼった学習が必要な子は個別にカリキュラムを組んだり柔軟な対応が求められます。
進学先も余裕をもった生活の中で備わった学力に見合ったところへ行ってもらいたいとお考えの方には個別指導でじっくり指導してもらうのも1つの手段です。 

・自分の意見を言う必要はむしろ個別指導の方にある。

個別指導というと、一人一人の考えをヒアリングし学力に見合った指導をしてもらえるということと思われるでしょう。
自分の意見を言いにくい子は個別指導はむしろ伸びにくかったりするという事実は意外に知られていないように思います。
「どの問題がわからない。」「定期考査で〇〇点を取りたい。」など自分の意思を担当講師にきちんと伝える必要があります。
そうでないと、なんとなく塾に通っているだけになってしまいます。
 

一番大事なことは…

「どんな先生が教えているのか」

先生も専任講師やアルバイト講師と様々です。
ここで一つご理解いただきたいことがあります。
それは、「専任講師の方がアルバイト講師よりも優れている」ということは必ずしもあてはまるというわけではありません
 
アルバイト講師の中にも生徒想いで、力をつけることに長けた『イイ先生』はたくさんいます。
私も大学生時代のアルバイトから塾講師人生が始まりました。
ベテランの先生方の授業を見学させていただいたき、授業の技を磨いたのはいい思い出です。
 
塾探しをされる際には、是非その塾の代表者や責任者の方とお話してください。
看板が同じ塾であったとしても、校舎責任者によって塾の色はずいぶんと差が出るものです。

その塾の『厳しさ』について確認をしてください。

「成績を伸ばすために正しい努力を積み重ねてもらいます。そこには苦労や大変なことが待っているかもしれません。」ときちんと説明してくれる塾が、お預かりするお子様を本気で伸ばそうとしてくれる塾ではないでしょうか。
 
もちろん楽しさも必要です。
私は生徒と楽しむイベントが大好きです。
学期の終わりには頑張った生徒のためにお楽しみ会をしたりもします。
けれども、やはり塾は『学習する場所』です。そこがぶれてしまうといけません。

まとめ

塾には『理念』があります。

たとえば、私たちの塾では、『通っていただだいた「塾生全員」を伸ばすことに全力を注ぎます。』みたいなものです。
その理念とお子様にどのようになってもらいたいかという想いがマッチする塾を探されてはいかがでしょうか。
 
友達が通っていて楽しいといっても、その塾がお子様のタイプに本当に合っているのかということを是非考えてあげてください。
 
「友達が通っているから。」
「家から近いから。」
「楽しそうだから。」
これらは子どもたちが塾選びをする上での決定理由の上位3つです。
 
残念なことに「学力を伸ばしてくれるから。」と言う理由が一番に出てくる子は少ないのではないでしょうか。
ただ、そこはまだまだ子ども。これらの理由で選んでしまうのは仕方ありませんね。
 
だからこそ保護者の皆さまにお願いがあります。
この塾に通えばお子様にしっかりと力をつけてもらえるかなとお子様と一緒に考えてあげてほしいのです。

ポイントは「一緒に考える。」です。

決して良い・悪いだけを伝えることはないようにしてくださいね。
学習の主人公は子どもなんです。
 
また塾選びだけでなく進学先を決定するときにも同じことが言えます。
 
子どもは親の話など聞いてなさそうで、意外に聞いているものです。
家計の状況、兄弟姉妹の今後など、特に金銭面に関することは何となく理解しようとしています。
ただ断片的に聞いているということもあるせいか、極端な判断をしてしまうこともしばしばです。
 
本心を聞き出すまで時間がかかることもあるかもしれませんが、じっくりと耳を傾けてあげてください。

「塾生全員」を伸ばす

私にとって一番の塾は、理念の通り『「塾生全員」を伸ばすことに全力』な先生が担当してくれる塾だと考えております。
 
皆さまの塾選びのお手伝いを少しでも出来れば幸いだと思い、この記事を書きました。
 
進学塾Daichi上牧に少しでもご興味を持たれたらお気軽にご連絡くださいね。喜んでお子様のご相談にお付き合いします。
 
それでは今日はこのへんで。
 
進学塾Daichi上牧 代表 堀居邦彦

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