定期試験で結果を出す方法②

昨日の『定期試験で結果を出す方法①』に続き,今日は『定期試験で結果を出す方法②』を紹介していきます。

2つ目は,「試験の2週間前から準備を始める」ということです。

Daichi上牧では,定期試験の2週間前からを「闘魂期間」と呼んでいます。この期間は,自ら決めた目標点を達成するために徹底的に演習を積む期間です。
範囲表が配られるのは1週間前なのに,なぜ2週間前から準備を始めるのか。理由は単純で,1週間前からだと時間が足りないからです。
定期試験に向けての準備と一口に言っても,やらなければならないことはたくさんあります。

まずやらなければならないことは,提出物の完成です。
テスト当日,もしくはそれ以前に学校のワーク等の提出を求められますよね。提出物に不備があれば,その時点で通知表の「関心・意欲・態度」の項目に「A」がつくことはなくなります。提出物は確実に出さなければなりません。
また,提出物としては間違った問題に赤で答えをかいておけば,やり直しをしていると認められるようですが,はたしてそのやり直しに意味はあるのでしょうか。そもそも,それはやり直しと呼べるのでしょうか。

私はいつも生徒たちにこう言います。「赤で答えをかいて解けるようになるなら,最初から全問赤で答えをかいておけばいいやん」と。
当然,赤で答えをかいたところで,間違えた問題が解けるようになることはないですから,正しくやり直しをしなければなりません。
答えを丸暗記するのではなく,解説や教科書を読んで理屈を理解する。それがきちんとインプットできたか,もう一度問題を解きアウトプットすることで確認をする。そして,それが定着しているかどうかを,時間を置いて再度確認する。このようにして学校のワークを仕上げるためには,少なくとも試験1週間前には一通り解き終えているような状況が望ましいでしょう。ですから,1週間前から学校のワークを解き始めているようでは遅いのです。そして,提出物を完璧に仕上げることができていれば,それだけで70点を下回るというようなことはなくなるはずです。

他にも,英語の本文を暗記したり,国語の教科書を繰り返し読んだりと各教科の学習を細かく挙げていけば,やらなければならないことはまだまだあります。当然,何点を目標にするかによって求められる基準は変わりますが,相応な「学習量」が絶対に必要です。特に,定期試験において結果が出せない原因のほとんどは「学習量」の不足です。「学習量」を増やすために,早くから準備をしましょう。そして,「量」をこなす中で「質」も向上させていくことができるのです。

Daichi上牧では定期試験2週間前からを「闘魂期間」と定めていますが,2週間前というのはあくまで目安だと考えてください。理解や定着に時間がかかるというのであれば,より早くから準備をしておくに越したことはないでしょう。学習にフライングはありませんから,どれだけ早くから始めても反則にはなりませんよ。
また,これは昨日の記事にも書いた「授業を大切にする」ということにつながってきますが,普段から授業内容をきちんと理解しておくことが,試験に向けての何よりの準備です。塾生には,「2週間前の時点で,試験結果の7〜8割は決まっているよ」ということを口酸っぱく伝えています。普段の授業を蔑ろにして試験前だけ頑張っても,良い点数を取ることはできませんよ。

ですから,むしろ普段の学習がきちんとできている学年上位の子たちにとっては,定期試験で点数を取るだけならば2週間もの期間は必要無いでしょう。そういった子たちは,入試レベルの問題にチャレンジしてみましょう。定期試験レベルまでしか学習してはいけないなんていうルールはありませんから,存分に実力をつける絶好のチャンスです。また,近隣の中学校の定期試験の問題を見ていると,奈良県や他の都道府県の公立入試の問題がそのまま出題されていることもありますから,100点を目指すのであれば,少なくとも公立入試レベルの問題は解けるようにしておく必要があるでしょう。

 

まとめると,

☑️ 最低でも2週間前からは準備開始

☑️ 1週間前にはワーク類が一通り終わっている状態にしておく

☑️ 徹底的にやり直し(自力で解けるようにして,何度も確認)

☑️ まずは「質」より「量」

☑️ 学年上位の子は入試レベルの問題まで取り組むことがおすすめ

ということです。

 

最後までご覧いただき,ありがとうございました。
期末試験に向けての学習に,少しでも役立てば幸いです。
ではまた次回。

 

進学塾Daichi上牧 校長 平見優樹

 

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