定期試験で結果を出す方法①

各中学校で1学期中間試験の結果が返却されていますね。結果はいかがだったでしょうか。

すでに成績表が返却されている学校もありますね。ある中学校の2生が持ってきてくれた成績表で点数の分布を見ていると,英語は学年全体の約40%の生徒が30点未満という結果でした。早速,教科書が難しくなった影響が出たような形でしょうか。

さて,中間試験の結果が出揃ったところですが,今月末には期末試験が控えています。そこで,普段から私たちが塾生に指導している「結果を出すための正しい学習方法」をいくつか紹介していこうと思います。大人からしてみると「そんなの当たり前でしょう」ということも,実践できていない中学生は意外なほどにたくさんいるものです。通塾されていない方も是非参考にしてみてくださいね。塾生の皆さんは,きちんと実践できているかを再確認してみてください。では,いきましょう!

1つ目は,「授業を大切にする」ということです。

私たちがたくさんの中学生を指導してきた経験上,成績の良くない生徒に共通する特徴として,授業をよく休むということが挙げられます。「少し身体がだるいから」「ちょっと部活動で疲れたから」と簡単に授業を休んでしまう子は,総じて成績が良くありません。
Daichi
上牧では入塾時の三者面談で,「簡単に休まない・休ませないでください」という話を生徒本人と保護者の方に必ずします。それでも入塾したての生徒は簡単に休んでしまうケースが多いものです。しかし,指導していく中で欠席日数が減ると,それに伴って成績が上がっていくのです。
授業を簡単に休んではいけません。これは学校の授業にも言えることです。

授業を1日欠席することで生じるマイナスは,中学生が想像しているよりもはるかに大きいものです。

まず,授業内容というものは基本的に連続しています。今回の授業内容を理解するには,前回の授業内容を理解しておく必要があります。ですから,1日の欠席で生じるマイナスは,実は1日分では済まないのです。しかも,1日休むとそれが複数教科で発生するわけですから,取り返すことは思っているよりも大変なことなのです。

では,出席していればいいのかというと,もちろんそうではありません。「授業を大切にする」というのは,授業時間内で授業内容をきちんと理解するということです。
中学生の学習においては,復習が重要視されます。しかし,「あとで復習すればいいや」というような気持ちで授業を聞いていませんか?復習が大切であることは否定しませんが,復習ありきで授業を聞くのは間違っています。授業の時間内で,授業内容をすべて理解できるように聴くのです。こうした意識を持って授業を受けると,日々の学習がスムーズに行えるようになるはずですよ。Daichi上牧の生徒の中でも,これがきちんとできている子たちは,定期試験において5教科合計450点を超えてきます。

保護者の方は「今日,学校(塾)で何を習ってきたの?」とお子様に聞いてみてください。お子様がどのように授業を受けているかがよくわかるはずです。また,子どもたちは面倒くさがらずに授業内容を説明してみましょう。他者に説明することは,知識の整理・理解度の確認につながります。自らの学力向上のために積極的に説明してみましょう。

ここまで「授業を大切にする」ということについて書いてきましたが,授業を大切にするためには,体調が万全でなければいけません。
本当に高熱があって体調が悪いような状況であれば欠席せざるを得ませんし,睡眠不足が続いて睡魔に襲われているような状況で授業内容を理解することは不可能です。ですから,夜遅くまでゲームをしたり,スマホを触ったりというのはいけません。きちんと睡眠をとり,まずは元気に学校へ行きましょう。

 

まとめると,

☑️ 授業の内容は授業中に理解する

☑️ 集中して授業を受けられるように体調管理をする

ということですね。

 

最近では振替授業制度がある塾も増えていますが,Daichi上牧では振替授業は行っておりません。これも「1回の授業を大切にしてほしい」という想いがあるからです。
やむを得ない事情で欠席しないといけないこともありますので,授業内容の連絡・質問対応等のフォローはいたします。しかし,同じ授業をもう一度ということはいたしません。1回の授業を大切にしてください。

Daichi上牧では,授業が学習のスタート地点であると考えています。授業を大切にして,良い学習サイクルを形成していきましょう。

最後までご覧いただき,ありがとうございました。
よろしければ,次回の『定期試験で結果を出す方法②』もご覧ください!

 

進学塾Daichi上牧 校長 平見優樹

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