2020年度生、夢への挑戦始まる

本日、奈良県内私立入試が各高校で実施された。
進学塾Daichi上牧生も目の前の問題と一所懸命に戦ってきた。
次は2月10日(水)に京阪神私立入試に向けて準備をしていくこととなる。

県内私立を受験しない生徒は家庭学習となっていた。
14:55、中3生のMさんが塾に来た。

彼女は10月の中間考査後に入塾をした生徒。
進学塾Daichi上牧では、8月以降中3生の新規ご入塾は基本的にお断りしている。

夏休みを越えてからの塾選びは様々な理由があるはずだが、大きく分けると以下の2つが大半である。
今まで塾通いをしていなかったが、部活も終わり、このままの学習状況では志望校に届かないと思い始めた。
今まで塾に通っていたが、その塾では成績を伸ばすことが出来なかった。

現状の学力では志望校まで到達することができない状況。
その状況をお子様、保護者様、私たちが共通の認識をした上でご入塾を決断していただく。

保護者様、お子様、私たちに残された期限は半年間。
確かに、経営のことだけを考えると、入試直前期であってもご入塾を希望される際にはお受けするほうがいいのかもしれない。
しかし、受験を通じて学習技能や心構えをお子様に身に付けていただくにはそれなりの時間を要する。
半年でも足りないくらいだ。
よほどの覚悟をもっていただいた上でご入塾を決めていただく。
もちろん私たちもその覚悟を折半する、だから中途半端な想いで引き受けるわけにはいかないのだ。
授業料をいただくということは、保護者様のお子様に対する期待を共に背負うことではないだろうか。

では、なぜMさんを受け入れたのか。
それはお父さんのMさんに対する想いに私が心打たれたからだ。

朝から仕事があり帰宅したら酒の一杯でもひっかけたいときもあるだろう。
帰宅後くらい、自分の趣味の時間に費やしたいであろう。
しかし、お父さんは娘のために仕事後ほぼ毎日送迎をしてくださる。
塾で少しうまくいかなくて帰宅後様子がおかしければ、LINEですぐにご相談をくださる。
受験校決定の際には、私と面談を実施し、何時間もかけて一つの結論を出していただいた。

私はこのお父さんとだったらこれらのことが出来ると入塾前面談で感じ取れた。
要するにわが子に対する熱い想いを十分に感じることが出来たのだ。
すでにご入塾期限を過ぎた10月であったが、ご入塾していただくこととした。

Mさんは今日、苦手な数学に取り組んでいる。
京阪神私立入試から彼女の入試はスタートしていく。

Mさんには夢(なりたい職業)がある。
その夢にたどり着くためにどのような道を彼女が自分の力で描いていくのか。
お父さんと共に私たちも見守っていきたい。

進学塾Daichi上牧 代表 堀居邦彦

Follow me!