結果が出るか不安です

「明日から定期考査なので気持ちが憂鬱です。あまりにも気にしすぎてしまって今日、通学カバンの中でお茶をぶちまけてしまいました…」
自習している様子が少し不安げだったTくんを質問対応する程で教室の外に出し、どないしたと話を振ってみるとそのように返答した。
 
彼は冬期講習会終了後にDaichi上牧の新たなメンバーとなった生徒だ。
『闘魂』期間(そろそろ名前は浸透したでしょうか…?笑)も初めての経験であった。
 
「入塾以前までの自分は定期考査前にこれほど憂鬱な気持ちになることはありませんでした。 自分の不甲斐なさが分かり明日から始まる定期考査で結果を残せるか心配です」
 
「そうかぁ、今は不安な気持ちでいっぱいなんやな。ところで、今回の定期考査と入塾するまでの定期考査とでは、どちらの方が準備をして迎えることが出来そうや?」
 
「もちろん、今回です。これほど勉強することはありませんでした」
彼は食い気味に返答した。
 
「じゃぁ、準備は今まで一番なんじゃないのかな? 今までは準備した気になっているだけで出来ていないことがまだあった状態で定期考査に臨んでいたんじゃないの?」
 
「おそらくそうだと思います…」
 
「それじゃー、今回の準備は間違っていなかったんやで。よかったやん。」
不安気な面持ちの中に少しホッとした様子を確認出来た。
その後は、明日の英語の試験に向けて私と最終確認を行い、彼は再び自習室へと戻っていった。
 
もちろんまだ結果は出ていない。それでも今回の闘魂期間で彼は一歩成長しただろう。
『結果を残している人(点数が高い人)はそれ相応の学習時間を費やしている』という事実を掴めたのだ。
 
進学塾Daichi上牧は正しい勉強法を身につけてもらう塾だ。
しかし、正しい勉強方法が頭の中でわかっていても実践しなければ結果は出ない。学習量を確保しなければ結果など残せるはずがないのだ。
 
入塾前面談で定期考査に向けて普段どれくらい前から学習を始めていますかとたずねる。一番多い答えは1週間前からだ。
中学校から範囲表が配布され、部活動が停止になってから学習をスタートする。しかし、それでは結果など残せるはずがない。
膨大な範囲のワークを解くだけで精一杯だろう。
やりなおしや解き直しと言った『反復』が出来ないのだ。
 
だが、塾に通っていない子たちの大半がそのような考えでいる。
進学塾Daichi上牧に入塾していただくと、まずは『価値観』を変えるところから始めてもらう。
 
一朝一夕に成績は上がらない。
 
進学塾Daichi上牧 代表 堀居邦彦

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