『愛情』をうまく伝える難しさ

昨日は家族で公園に行った。
先日のブログにも書いた通り、息子を鍛えるためにである。
 
 
天気も良く、公園には多くの子供連れのファミリーでいっぱいだった。
 
この度訪れた公園は前回の公園に比べて遊具の規模も大きく、また遊ぶにしても難易度が高いものが多かった。
 
息子はすぐに「ママ、ママー!」と助けて欲しそうに声を上げる。
息子に自分で出来るようになってほしいので、私たちは極力手を貸さずに身守る姿勢でいた。
息子が悪戦苦闘している様子を見るとついつい助けてあげたくなる。
親が子に対する気持ちとはこういうものなのかと実感する。
 
我が子に対する『愛情』なんて親であれば誰しもが持っているものであろう。
ただ、『愛情』を我が子にうまく伝えるのは本当に難しいこと。
私は日々これを痛感している。
 
『甘やかしていてはダメ。』
しかし、我が子だから『これくらいはいいか…』と思うこともある。
『他人と比べすぎてはいけない。』
しかし、社会に出ると他者との比較など日常茶飯事のこと。
 
親である私が愛情の注ぎ方についてもっともっと腕を磨かなければならない。
親の頭の中で思い描いている我が子の成長っぷりをいかにして上手に我が子に伝えられるのか。
押し付けるのではなく、納得させた上で物事に取り組ませるにはどのようにすればいいのか。
日々、ああでもないこうでもないと悩み、考え抜いている『親』が私を含めて日本中に数えきれないくらい存在しているのだろう。
 
私は学生アルバイト講師時代も含めると塾講師暦はまもなく20年を迎える。
同年代の塾講師の中ではそれなりの経験も積み重ねてきた自負はある。
 
しかし、親としてはようやく2年目を迎える新米のペーペーだ。
思い通りには行かずイライラすることや、親としての自分の力のなさを痛感する時も多々ある。
 
しかし、私にとって育児は楽しみの連続だ。
我が子の成長を見守れるのは、『親』にしか務まらない。
妻と私の二人にしか息子の『親』は務まらないのだ。
今日も息子がわずか30cmあるかないかの岩をよじ登り、そこからジャンプすることが出来ただけで、夫婦そろって喜んでいた。
たった30cm。ただ、息子にとってこの30cmはものすごく高いハードルであったにちがいない。
 
 
 
親は我が子のために自分のやりたい事を何かしら犠牲にすることがある。
それに育児は誰かから評価されるものでもない。
当然であるが賃金が支払われるものでもない。
そのような大変な育児に『自分』を向わせるのは何なのか。
それは『我が子への愛情』以外他ならない。
他人にしてみれば小さな小さな我が子の『出来た!』に出会えるために、愛情を持って日々我が子と真剣勝負をしているのだ。
『出来た!』に大きいも小さいもない。
 
進学塾Daichi上牧のロゴには『愛情たっぷり』というフレーズが入っている。
もちろん、通っていただく全てのDaichi上牧生にたっぷりの愛情を注いで指導していくという意味である。
 
私たちはDaichi上牧生の『出来た!』にたくさん出会いたい。
そして、愛情をたっぷりと伝えるより良い方法を今後も模索し続けていきたい。
 
進学塾Daichi上牧 代表 堀居邦彦

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