『親は立派であらなければならない。』のかを考えてみた。

本日は妻は仕事があったため、息子と二人でお留守番。
ひさびさに二人だけで過ごす休日。
正直なところ、少しばかり緊張していました。
 
私も塾講師を始めてまもなく20年。
教育におけるある程度の経験はしてきました。
しかし限られた年代(10歳〜15歳)の子供を指導してきただけで、未就学の子供を指導してきた経験はない。
 
うまくいくのかどうか、1日が始まりました。
結果をいうと、その心配は稀有に終わりました。
息子の成長を多々発見出来ました。
 
息子と遊びながら考えていたこと。
 
『親は立派であらなければならない。』
この考えはあまり意味がないなと。
 
子供が産まれて父親になる。
でも、父親になったからと言って全てのことが出来る訳ではない。
 
社会の中で生きていく上で守らなければならないルールや考え方を息子には教えていきます。
その時に私はこう考えていました。、
『父親たるものは威厳を保たなければならない。』と。
 
威厳を保とうとするばかりに、ついつい必要以上に感情をぶつけすぎてしまう。
そうすると、子供は次第に仮面を被り出す。
 
1歳児でもそうなんです。
息子はダイニングテーブルの上にすぐに登ります。
危ないから登ってはいけないと思って叱ります。
 
その1点について叱ればいいのですが、
『こんなことしてると行儀悪くはしたない…』という気持ちが私の心のどこかであるのです。
だからついつい厳しく怒ってしまう。
 
息子は怒られている間、目を合わしません。
またその事に腹が立ってきて…。
はい、完全にダメなサイクルですよね。反省です。
 
1歳児に伝えたいこと、伝わるラインはどこなのか。
『親のはしたない』なんていう感情など伝わるわけがないんです。
一番伝えたいことは「怪我をするような危険なことはしてはいけない。」ということ。
いやぁ、欲張りですね、自分は。笑
 
だから、「登ったら危ないよ。」とちゃんと抱っこしながら目を見て伝えるように最近はしています。
 
こんな感じで、私は父親としての勉強はまだまだ必要。
父親一年生、学ばなければならないことはたくさんです。
 
保護者に「子育てで悩まれることなどないですよね。」と言われましたが即否定しましたよ。笑
『学習』という面においてはこれまでにたくさんの経験をしてまいりました。
 
ただ、それって『育児』全般の中で言うとほんの一部分でしかないんです。
むしろ、日々の生活の中では妻共々迷いの連続です。
様々な本を手に取ったり、インターネットの情報を見たり、試行錯誤を繰り返す毎日。
 
『親父の生身の姿、ありのままを見せる。』
息子にとって、私は立派であるかどうかではなく、尊敬される存在にならなければならない。
 
父親としてまだまだ出来ない自分も見せる。
出来ないから出来るようになっていく。
これも大事なんだなと。
 
あれっ、これって普段生徒たちに言ってることと同じような…。
 
『出来ないことを受け入れることが学習のスタート地点』
 
息子がダイニングテーブルに登って、
目を見ながら叱っている時に考えていたことについて今日は書いてみました。
 
代表 堀居邦彦

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