代表、全力子育て中

『育児』
たった一つの単語の中にどれほどの活動が含まれているのだろう。
正直、自分が父親になるまでは育児は何かキラキラしたものに映っていた。
 
親子、祖父母を交えた仲睦まじい姿。
周りの人間は子供を見てニコニコ笑顔。
しかし、このキラキラした光景の裏には途方も無い日々の格闘があるとは知る由もなかった。

育児に休憩はない

「24時間働けますか!?」
昔懐かしいCMが聞こえてきそうになるくらいに…。
 
子供がグズっていると、自分がトイレに行きたくても簡単には行けない。
自分の体調がすぐれない時でも、育児にお休みはない。
 
自分の頭の中で描いている予定がコロコロと入れ替わる。
自分の子供は出来ない、しかし周りにいる子供はいとも簡単にやってのける。
それらが積み重なっていき、精神的な重圧になる…。
 
妻からの相談を受けた時、
育児の大変さとは自分の想像を大きく超えるものでした。

育児を楽しむ

以前、保護者の方と育児について熱く話をしました。
 
話をした方は何とお父さん!
お母さんではありません。
 
父親としていかに子供の成長に関わっていけるかについてお話していただきました。
 
学校行事があれば、お仕事をどうにかやりくりしてご参加されているようです。
塾の保護者会や三者懇談会にもたくさんご参加いただきました。
高校に進学されてからも保護者参観等にも積極的にご参加されている方です。
周りは全員母親の中、自分だけ父親。
当然、生徒たちは「誰のお父さん!?」とざわつくそうです。
 
お父さんに、「なぜお子様の行事に積極的にご参加されるのですか?」と質問しました。
 
その答えは、もちろん『大切な自分の子供』だから。
子供と過ごせる期間なんてそんなに長くない。
だから、その時、その一瞬を大切にしている。
 
お父さんの話を聞きながら、「めっちゃカッコいいやん。」と私は思いました。
お子様のお話をされている時の様子がすごく楽しそうなんですよ!
 

100家族あれば、100通りの育児

各ご家庭で教育方針も、育児に対する考え方も多種多様。
100家族あれば100通りの考えがあります。
もちろん、先ほどのお父さんが正解というわけではありません。
私の価値観とたまたま一致したということです。
 
さて、塾も多感な時期のお子様をお預かりしています。
『塾も子育ての一端を担っている。』のです。
 
私は『学習』を通じて、子供を強くしたいと考えています。
『強さ』とはこれからの目まぐるしく変化していく時代の中でも、『自分の考え』をしっかり持ち行動していけるものだと定義します。
その『強さ』を手に入れるには、多少の『負荷』をかけ『器』を大きくしていく必要があります。
 
『負荷』は生徒にとっては、時に苦しいこともあります。
そんな時は壁を乗り越えていけるようにサポートするのが私たちの仕事であると私は考えます。
 
父親になり、生徒たちを見る目も少し変わったように思います。
言葉で表現するのはなかなか難しいのですが、「我慢出来るようになった。」と言えばいいのでしょうか、そんな感覚です。
 
もちろん、ゴール(高校入試突破)はあるわけで、時間が無限にあるわけではありません。
ゴールと残された時間を考えながら、今やるべきことを生徒たちには提示していかなければなりません。
 
生徒たちの成長(学力向上)を願いながら、自分の子供と同じ愛情を注いで指導したい。
愛情を持ってこれからも叱咤激励し、生徒たちには予想出来ない新しい社会を生き抜く『強さ』を学習を通じて身につけてほしい。
 
自分の仕事は、お子様の『育児(年齢的には成長の方が正しいですかね。)』に関われる大切な仕事なんやなと。
休みの日にぼんやりと考えていたことを書き出してみました。
 
代表 堀居邦彦

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