やっぱりこの仕事が大好きだ。

本日は学習相談会中にふと思ったことについてのお話を。
 
昨日は冬期講習会にご参加いただく方を対象に説明会を兼ねた学習相談会と学力診断テストを実施しました。講習会は短い期間ですので、事前にお子様の現状をヒアリングさせていただくためにこれらを実施しています。
 
昨日の相談会でのことです。「子供に将来の夢を!!とはよく言いますけど、本人に聞くとなかなか見つからないというんですね。先生は塾の先生になりたいと中学生の頃から思われてたのですか!?
 
このような質問をされて正直ビックリしました。
なぜ塾の先生になったのかと生徒たちに聞かれることはあっても、保護者の方から聞かれることってそれほど多くないのです。

私がなぜ今塾講師という仕事をしているのか。

まずは塾講師になったきっかけについてです。
中学生の時に通っていた塾に大学合格のため訪問。そこで、恩師から「近々、銀行の通帳と印鑑を持って来い。」と言われました。
 
別日に改めてお伺いすると、いきなり面談が開始。「塾の先生やってみーひんか!?」と。中学生当時にお世話になっていた恩師からの言葉。嬉しかったことを覚えています。同時に自分でも大丈夫なのかという不安はありました。
 
塾講師堀居の誕生です。
 
指導教科は英語での採用となりました。英語に「興味」はあったが、特段得意というわけではありませんでした。むしろ、社会の方が絶対的な自信がありました。国語の方が英語より得意でした。
数学か英語のどちらかと言われて、数学はからっきしダメだったから選んだ英語。恩師は数学したらいいやんと言っていましたが…。笑
最終的に話を引き受けようと思ったのは、英語・数学の担当であれば生徒と顔を合わす時間が多いという一言を聞いてからでした。理科・社会・国語は週1回の授業日に対して、英語・数学は週3回の授業日でした。うまく話をされたなぁと今では思います。笑
 
ちなみにその恩師とは進学塾Daichiの塾長です。
私は塾長に中学生の頃からずっとお世話になっています。

最初はフラッシュカードに悪戦苦闘、しかしのめりこむことに

最初の授業は未だに鮮明に覚えています。
新中1生に行うフラッシュカードを用いた発音の授業。フラッシュカードはスピードとテンポが大事です。見学しているときは、あれくらいなら…と思っていたのですが。いざ、してみると全然スムーズに出来ないのです。うまくめくれない、発音もおぼつかないことにより、ここは常夏かというくらいに尋常じゃない量の汗をかいたのをいまだに覚えています。
 
その後も専任講師の前で行う模擬授業では開始数十秒で止められたりもしました。
大学生だったのでサークルにも入っていました。しかし、サークル活動日と自分が担当するコマとの曜日が被ってしまいました。もちろん、サークルを辞めることに「自分が必要とされている」のがどちらかということを直感的に選んでいたのだと思います。
 
とにかくこのような形で始まった塾講師人生。ただ正直これほど長く続くとは思ってもみませんでした。
 
この仕事にのめり込んでいくきっかけになったのは、やはり以前のブログにも書いた初めて中3を担当したことでしょうか。『責任感』とは何かを生徒たちから教えてもらいました。『保護者の想いに応える』ことの難しさ保護者の方々から学ばせていただきました。
 
気づけばアルバイト講師から専任講師としてそのままお世話になることに。また後日に専任講師になってから経験したことについてもお話できればと思います。
 

職場体験学習で塾講師を体験してほしい!

今では学習の一環として職場体験学習を実施されていますね。私の時代にはそのような機会はありませんでした。様々な職種があって本当にいいなぁと思います。しかし、それらの中に『塾講師』というものはほとんどないです。塾講師をしている者にとっては寂しいばかりです。是非、体験してほしいなと思っています。

「人を変えることが出来るのは、人でしかない。」

私が塾講師になってから思い続けていることです。新たなシステムや組織を構築することは大切です。ただ、それだけでは人を変えることはできないと私は考えます。
 
人の心にエネルギーを注入するのも人です。うまくいかなかった時に手を差し伸べるのも人です。もちろん、何か目標を達成した時に互いに喜びあえるのも人です。『塾講師』はそれら全てに立ち会える職業なのです。
 
子どもたちに『塾講師』という仕事がいかに魅力的なものなのかを伝えていきたい。自分はやっぱりこの仕事が大好きなんだなと質問をしていただいた時に考えていました。
 
それでは本日はこのへんで。
進学塾Daichi上牧 代表 堀居邦彦

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